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ボーナスなしで貯金はできる?確実に貯められる方法は?

野澤菜々海|サムネイル
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野澤菜々海

「ボーナスがないから貯金ができない……」と思い込んでいませんか?

一度にまとまった金額が支給されるボーナスがあれば、たしかに貯金もしやすいでしょう。

 

しかし、ボーナスがない会社や支給されない可能性もあります。ボーナスなしでも貯金ができるよう、やりくりをすることが大切です。

 

今回は、ボーナスなしでも貯金ができる方法を解説します。他では見かけないような方法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

 

ボーナスなしの会社員はどれくらい?

夏や冬のボーナスの時期になると「国家公務員の今年のボーナスは◯カ月」とニュースで見かけることが多くなります。ボーナスがない企業に勤めている方からするとうらやましいですよね。

 

実際にボーナスがない企業はどれくらいあるのでしょうか。

 

厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等」によると、令和4年年末賞与の支給状況は70.2%となっています。また、「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等」によると夏の支給状況は66.8%となっています。

 

年末の方が若干増えていますが、約3割の企業がボーナスなしということになります。

 

ちなみに、支給割合は年末賞与が基本給の1.04カ月分、夏季賞与が1カ月となっており、だいたい1カ月分の給与をもらっていることになります。

 

「ボーナスなしは違法なのでは? 」と思う方もいらっしゃるでしょう。ボーナスは労働基準法では「賃金」にあたります。しかし、支給義務については定めがないため、なくても違法ではありません。

 

 

ボーナスなしの理由

支給義務がないボーナスですが、ない理由としては3つ考えられます。一つずつ詳しくみていきましょう。

 

年棒制を採用しているから

年棒制とは、1年間の給与を12カ月に均等に分割して支給される制度です。前年度の実績をもとに給与総額が決定されます。

 

仕事の成果に応じて処遇を決める成果主義を採用している外資系の企業に多くみられる制度です。もともと1年間全体の給与が決まっているため、ボーナスがありません。

 

しかし、なかには年棒制でもボーナスがある企業もあります。例えば、給与総額を12分割ではなく14分割し、ボーナスの時期に増やした2分割の分を支給するというケースです。

 

経営状態が悪いから

経営状態が悪い企業では、ボーナスが支給されないことがあります。

 

ボーナスはその年の利益に応じて支給されます。そのため、経営状態が悪く利益が出なかった場合、金額を下げたり、支給自体がなくなります。

 

企業としては基本給を下げてしまうと、従業員の不満につながり、退職につながることも考えられるため、ボーナスで調整するのです。

 

労働組合がないから

労働組合がない企業も、ボーナスが支給されないことが多いです。労働組合は、労働者の権利を守るために、企業との交渉をおこないます。

 

企業の規模が小さく、労働組合がない場合、交渉力がなく、ボーナスが支給されない可能性があります。

 

例えば、コロナ禍の2020年。東京女子医科大学病院で夏のボーナスが「ゼロ」となると職員に伝えられた際、労働組合は再検討を求め、結果として基本給1カ月分が支給されることになりました。

 

このように、労働組合があれば企業と交渉をおこなえるため、ボーナスが支給される可能性があります。

 

ボーナスなしのメリット

「ボーナスがなくていいことなんてある? 」と思うかもしれませんが、ボーナスなしのメリットもあります。

 

基本給が高い

ボーナスを支給しない代わりに、基本給を高く設定している企業が多くあります。基本給が高いと、収入も安定するため、マネープランも立てやすくなります。

 

ボーナスに振り回されることがない

ボーナスがあれば、ボーナスを前提にしたマネープランを立てがちです。例えば、住宅ローンのボーナス払い、リボ払いのボーナス時増額などです。

 

しかし、ボーナスは企業の業績や個人の評価によって変動する可能性があります。もしボーナスがカットされたり、支給自体なくなったりすると、生活が苦しくなってしまうでしょう。

 

一方、ボーナスがなければそういったことに振り回されることがなく、家計管理もしやすくなります。

 

ボーナスなしでも貯金できる方法

ボーナスがあったとしても、それに頼らずに貯金できるようにするのが理想です。今回はボーナスなしでも貯金できる方法を6つご紹介します。

 

先取り貯金をする

先取り貯金とは、給与をもらったときに、決まった金額や割合を貯金に回す方法です。先に貯金するため、使いすぎてしまうリスクを減らし、確実に貯めていくことができます。

 

しかし「貯金できていないから」といって無理をしてしまうのは禁物です。貯金しすぎると日々の生活の楽しみもなくなってしまいます。

 

 

支出と貯金のバランスを見ながら無理のない範囲でしましょう。

 

固定費を見直す

固定費とは、毎月必ず支払う費用のことです。具体的には、家賃や光熱費、通信料、保険料などが挙げられます。

 

例えば、月々4,000円の保険料を2,000円に抑えられた場合、月々2,000円、年間2万4,000円抑えられることになります。

 

固定費を一度見直すと、年単位で効果が長く続きます。

比較サイトを利用すると、キャンペーンでさらに割引されたり、キャッシュバックされることもあるため、うまく活用しましょう。

 

 

固定費を一定額にする

家計簿をつけている方も多いのではないでしょうか。電気代やガス代、水道代は、季節によって変動が激しく、請求書を見て驚くことも多いでしょう。

 

おすすめしたいのが、毎月一定額を支払う方法です。具体的には、それぞれ1年間の平均を出し、それに1000円など少しプラスした額を毎月払っていきます。

 

1,000円ほどプラスしておくと、物価が上昇してもある程度はカバーできます。

 

下表は説明した方法で家計簿をつけたときのイメージです。この場合、毎月2万7,000円を払っていくことになります。

 

電気代 ガス代 水道代 合計 予算との差額
1年間の平均 1万円 7,000円 7,000円 2万4,000円
1年間の平均+1,000円 1万1,000円 8,000円 8,000円 2万7,000円 0円
1月の利用料金 1万9,000円 8,500円 7,000円 3万4,500円 −7,500円
2月の利用料金 1万2,000円 6,500円 7,000円 2万5,500円 −1,500円
…… …… …… …… …… ……
11月の利用料金 9,000円 6,600円 6,800円 2万2,400円 4,600円
12月の利用料金 9,500円 6,800円 7,000円 2万3,300円 3,700円
合計

※プラス

→その分貯金に回せる

※マイナス

→その分残高が足りない

 

月によっては予算を上回ることもあります。しかし、予算を下回った場合、差額分が貯金できたということになります。

 

一年単位で見て合計が上回っていたら問題ありません。口座残高に余裕がないという場合は、暖かくなり始めて固定費が下がりやすい春頃から始めるのがいいでしょう。

 

特別費を貯める

特別費は、冠婚葬祭や旅行など、頻度が少ないにもかかわらず、まとまった金額が必要になる出費のことです。お子さんがいる家庭なら、誕生日クリスマスなどもあてはまるでしょう。

 

例えば、特別費として毎月1万円を貯めていけば、1年間で12万円貯められます。その分貯金できる金額は減りますが、貯金に手をつける必要がないため、確実に貯められます。

 

クレジットカード払いは千円単位で計算する

クレジットカード払いは千円単位で計算しましょう。次の表を見てみてください。

 

利用日 実際の支払額 千円単位で計算する 差額
10月7日 1,001円 2,000円 999円
10月14日 2,999円 3,000円 1円
10月15日 1,234円 2,000円 766円
10月21日 9,876円 1万円 124円
合計 1万5,110円 1万7,000円 1,890円

 

実際の支払額は1万5,110円ですが、千円単位で計算すると1万7,000円となりました。この差額である1,890円は貯金に回せるということです。

 

慣れないうちは、実際に千円単位で計算した分を封筒でよけておくと、払った感覚があるため、使いすぎを防げます。また、同時に貯められた感覚もあり、達成感が感じられます。

 

先取り貯金も大切ですが、あとから貯金に回せるようになると、より貯まるスピードは速くなります。ただし、予算の範囲内で使うことが大前提です。

 

 

収入を増やす

貯金は収入から支出を引いた額です。収入を増やせば、貯金に回せる金額を増やすことができます。

 

収入を増やすには、副業や転職などといった方法があります。最近は、クラウドソーシングサイトで副業する方も増えています。

 

「副業や転職はハードルが高い」という方は、フリマアプリを使って不用品を売ることから始めるのもいいでしょう。

 

資産運用をする

資産運用をすることで、貯金以上にお金を増やすことができます。

 

貯金は銀行に預けておけば、元本は確保されますが、利息はほとんどつきません。

 

例えば、現在ゆうちょ銀行における普通貯金の利率は0.001%となっており、100万円を10年預けても100円しか増えません。そこから税金が引かれるため、実際にはもっと低くなります。

 

一方、株式や投資信託などに投資すると、元本以上にお金が増える可能性があります。例えば、毎月1万円をつみたて、年利3%で10年間運用した場合、次のようになります。

 

元本 運用収益 合計
5年目 60万円 4.6万円 64.6万円
10年目 120万円 19.7万円 139.7万円

※あくまでシミュレーションであり、成果を保証するものではありません

 

銀行に預けても100円しか増えなかったのが、大きく増えたのがわかります。

 

投資はまとまった金額がないとできないと思っているかもしれませんが、100円から始められるネット証券会社もあります。

 

投資は早いほど大きく増やせる可能性が高まるため、少額でも始めるのがおすすめです。ただし、資産運用にはリスクも伴うため、十分に理解したうえで始めましょう。

 

まとめ

今回はボーナスなしでも貯金できる方法について解説しました。ボーナスなしにもメリットはあります。毎月の収入でやりくりできるようになることが大切です。

 

特に固定費を一定額にする方法やクレジットカードの千円単位で計算する方法で見たように、支出は多めに見ておくとあとから貯金に回すこともできます。

 

できるものから始めて、コツコツ貯めていきましょう。


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この記事を書いた人
野澤菜々海
大学時代4年間、小さな頃から夢であったブライダルでのアルバイトに熱中し、いつしかライフイベントに興味を持つようになりまし...
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