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20代でマイホームを購入すると後悔する?失敗例とおすすめの選び方

20代でマイホームを購入すると後悔する?失敗例とおすすめの選び方
望月航太|サムネイル
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望月航太

「20代のうちにマイホームを購入したいけれど、まだ早いかな? 」

 

近年のマンション・土地の価格高騰や将来のことを考えて、20代でマイホームの購入を検討している方も少なくありません。しかし、今後のライフスタイルや収入の変化を考慮しきれず、マイホームを購入したことを後悔するケースもあるので注意が必要です。

 

この記事では、20代でのマイホームの購入でよくある失敗例を紹介します。後悔を防ぐ選び方を押さえて、早い時期に理想の住まいを手に入れましょう。

 

20代でマイホームを購入して後悔するケースとは?

20代でマイホームを購入して後悔するケースとは?

国土交通省が調査した「令和5年度住宅市場動向調査報告書」によると、20代でマイホームを購入した方の割合は、以下の通りでした。

 

マイホームの種類 20代で購入した割合 30代で購入した割合
注文住宅 13.4% 46.0%
分譲戸建住宅 15.8% 51.4%
分譲集合住宅 6.4% 51.0%

参考:国土交通省「令和5年度住宅市場動向調査報告書

 

20代と30代を比較すると、20代でマイホームを購入した方は少数派であることがわかります。同世代よりも早くマイホームを手に入れられることは魅力的ですが、20代だからこそ起こり得るリスクがあります。

 

それでは、20代でのマイホーム購入でよくある後悔を見ていきましょう。デメリットが多いと感じた場合は、購入を急がずに考え直すことをおすすめします。

 

住宅ローンの返済に追われている

20代でマイホームを購入すると、住宅ローンの返済に追われて後悔するケースが少なくありません。

 

20代は収入が安定していないため、毎月の返済が負担になる恐れがあります。特に、無理に高額な物件を選んでしまうと、毎月の返済が生活を圧迫してしまいます。そうなると、貯金ができずに趣味や旅行などの余裕も持てなくなることが考えられるので、注意しましょう。

 

税金や維持費の負担が大きい

マイホームを購入すると、固定資産税や都市計画税などの税金が毎年かかります。そのため、税金や維持費の負担が予想以上に大きくなり、後悔するケースがあります。

 

さらに、住宅のメンテナンス費用や修繕費、マンションであれば管理費用も定期的に支払わなければいけません。築年数が経つと、設備の修繕が必要になり、想定外の出費が増えて生活を圧迫する原因になるでしょう。

 

ライフステージや家族構成が変化した

20代は、ライフステージや家族構成に変化がある可能性があります。購入時には夫婦二人だけで十分な広さだと思っていた家も、子どもが生まれて家族が増えると、部屋数やスペースが不足するケースは少なくありません。

 

また、離婚や同居などによって引越しが必要になった場合、マイホームが足かせとなり、すぐに売却にできないリスクも考えられるでしょう。将来の変化を考慮せずに住宅を購入すると、あとから柔軟な対応が難しくなる恐れがあります。

 

立地選びに失敗した

マイホームを購入するとき、立地選びに失敗して後悔したケースは少なくありません。例えば、家を購入した場所が通勤に時間がかかったり、周辺に必要な施設が少なかったりすると、生活が不便に感じる場合があるでしょう。

 

また、交通の便が悪い地域では、将来車が必要になるなど、費用の負担が増える恐れがあります。住宅ローンの返済に加えて、車のローンの返済も発生する可能性があるため、注意が必要です。

 

物件の費用を抑えすぎた

20代は収入も少ない傾向にあり、予算が限られているため、物件の費用を抑えすぎたことで後悔するケースがあります。間取りや広さ、設備に不満が残る物件を選んでしまうと、住んでから「もう少し投資すればよかった」と感じる方も少なくありません。

 

特に、部屋数の不足や将来的にリフォームが必要な古い設備がある場合、追加の修繕費用がかさむ可能性があります。住み心地や利便性を妥協してしまうと、長期的な生活で不便を感じるため慎重に判断しましょう。

 

流行のデザインを追い求めてしまった

人気のインテリアや外観デザインに魅力を感じ、トレンドを優先して家を選んでしまい後悔するケースがあります。

 

流行のデザインは一時的なものであるため、数年後にそのデザインが古く感じられたり、リフォームや模様替えが必要になったときに、コストが高額になったりするデメリットがあります。

 

また、もし売却したくなっても、時代の古さを感じる家だと、なかなか売れずに売却価格を下げなくてはいけないかもしれません。

 

長く住む家だからこそ、トレンドよりも自分たちにとって使いやすく、飽きのこないデザインや機能性を重視することが大切です。

 

転職や転勤が決まってしまった

20代は、キャリアの変化や成長の過程で転職・転勤の機会が多く、購入した家から離れなければいけない場合があります。特に、遠方への転勤や転職が決まると、せっかく購入した家を手放す選択を迫られるため、注意しましょう。

 

売却価格が購入時より下がってしまうと、残りの住宅ローンの返済を続けなければいけません。経済的な損失も考えられることから、転職や転勤を考えている場合は慎重に判断しましょう。

 

近隣住民とのトラブルが起こった

マイホーム選びは、物件の外観や設備に注目しがちですが、実際に生活を始めると、近隣住民とのトラブルに悩まされて後悔するケースがあります。

 

騒音問題やゴミ出しのルール、ペットや駐車スペースをめぐるトラブルなど、近隣住民との意見の違いがストレスになる可能性も考えられるでしょう。

 

トラブルが長期的に続くと精神的な負担が大きくなるため、引越しを検討しなければいけない恐れがあります。

 

後悔だけではない!20代でマイホームを購入するメリット

20代でマイホームを購入するメリット

20代でマイホームを購入して後悔するケースを見てきましたが、実は多くのメリットも存在します。

 

特に、20代でマイホームを手に入れることで、老後の負担軽減や将来のライフプランに合わせた住まいを選択できる余裕が生まれるので、長期的な資産計画を立てる場合におすすめです。

 

ここでは、20代でのマイホームの購入による具体的なメリットを解説します。

 

長期的に住宅ローンを組める

20代のうちにマイホームを購入することで、住宅ローンの返済期間を長く設定できるメリットがあります。

 

毎月の返済額を抑えられるため、無理なく住宅ローンを返済しながら、生活費や貯蓄にも余裕を持たせることが可能です

 

また、20代から住宅ローンを返済し始めると早期に完済できるので、定年退職を迎える前に返済負担がなくなります。老後の資産や安定した将来設計を築けるのは、20代のうちにマイホームを購入するメリットでしょう。

 

自分好みの家に住める

賃貸住宅では制限が多いため、部屋のレイアウトやデザインを大きく変更することは難しくなります。しかし、マイホームはインテリアや間取り、設備などを自分の好みやライフスタイルに合わせて自由に選べるため、自分好みの家に住めます。

 

自分の好きなようにリフォームやカスタマイズができたり、将来の家族構成や趣味に合わせた空間をつくったりと、自分らしい生活空間を20代のうちから実現できる点は大きなメリットです。

 

自分の資産になる

賃貸住宅では家賃を支払ったお金は手元に残りませんが、マイホームを購入すれば資産形成ができます。住宅ローンを完済すると自分の財産になるため、万が一のときでも売却したり、子どもに相続したりすることも可能です。

 

また、年齢が上がるにつれて賃貸住宅の審査に落ちやすくなるため、老後の安心感にもつながります。20代のうちにマイホームを持つことで、自分の資産になる点は大きなメリットです。

 

20代でマイホームを購入するときに後悔しない選び方とは?

20代でマイホームを購入するときに後悔しない選び方とは?

20代でマイホームを購入する場合は、後悔しないために慎重に選ぶことが大切です。無理な住宅ローンを組んだり、将来のライフスタイルを考慮しないで物件を選ぶと、後々不満が生じる可能性があるので注意しましょう。

 

最後に、20代でマイホームを購入するときに後悔しないための選び方を解説します。

 

返済計画を立てる

20代は収入が安定していない場合があるため、無理のないよう住宅ローンの返済額を設定しなければいけません。毎月の返済額が生活費を圧迫しないように収入や支出を見直し、将来のライフイベントを考慮して余裕を持った返済計画を立てましょう。

 

また、住宅ローンの金利タイプや返済期間の違いによって総返済額が変わるため、複数のシミュレーションをして自分に合ったプランを選ぶことも大切です。

 

長期的に安心して返済を続けるためにも、予期せぬ出来事にも対応できるよう余裕を持った返済計画を立てましょう。

 

ライフプランを立てておく

マイホームは一度買うと簡単には売却できないため、将来のライフプランを見据えた計画を立てなければいけません。

 

結婚や出産、転職など、今後の生活で起こりうる変化に対応できる物件を選ぶようにしましょう。家族が増える場合は部屋数や広さが必要になります。また、転勤の可能性がある場合は、売却しやすい立地を選ぶことをおすすめします。

 

長期的に自分や家族のライフプランに合った住まいを選んで、安心して暮らせる環境を手に入れましょう。

 

住めなくなったときの選択肢を考えておく

今後、転勤や転職、家族構成の変化など、やむを得ずマイホームを手放す状況が起きる可能性もゼロではありません。万が一のときは、売却するか家族だけでも住み続けるかなど選択肢を持っておくと安心です。

 

特に、物件の立地や周辺環境は、将来の売却に大きく影響するため、人気が高いエリアを選ぶとよいでしょう。住めなくなったときの対策を考えずに購入すると、売却したくても思った価格で売れずに、住宅ローンの返済だけが残る恐れがあります。

 

リスクに備えた選び方をして、後悔のないマイホームを購入しましょう。

 

購入する物件は必ず比較する

一つの物件に惹かれて早急に決断すると、あとからさらに条件のよい物件が見つかったときに後悔する場合があります。

 

価格や立地、間取りや設備、周辺環境など複数の物件を比較して客観的に判断すると、自分に合った選択ができる可能性が高くなります。

 

また、複数の物件を比較すると相場感も掴めるため、物件の価値を冷静に見極められるメリットもあります。焦らずにじっくりと複数の物件を比較して、長期的に満足できるマイホームを選びましょう。

 

後悔しないためにも20代のマイホームの購入は慎重に判断しよう

後悔しないためにも20代のマイホームの購入は慎重に判断しよう

20代でのマイホーム購入は、自分の資産形成や長期的な返済計画を立てられるなどのメリットがあります。しかし一方で、慎重に判断しないと後悔する可能性があります。

 

特に、無理な住宅ローンの返済計画を立てたり、ライフスタイルに合わない物件を選ぶと、経済的にも心理的にも負担が生じる恐れがあります。マイホームの購入を後悔しないためにも、しっかりと資金計画を立てて、将来の変化を見据えた選び方をしましょう。

 

弊社では、住宅購入前後に特化したお金の相談を承っております。「20代でマイホームを購入しても大丈夫? 」「今後のライフプランを考えて適切な予算はどれくらい? 」など、お困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。


この記事を書いた人
望月航太
FPを目指したきっかけは、大学時代にFP資格を取得したことです。元々情報系の学部にいましたが、自分が本当に興味あることが...
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