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35歳の貯金額の平均・中央値は? すぐ始められる貯金を増やす方法も紹介

岡田憲治|サムネイル
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岡田憲治

同じ35歳で周りがどれくらい貯金しているのか気になる方もいることでしょう。

 

貯金の平均値・中央値のデータを参照すれば、同じ年代の人がどれくらい貯金しているのか把握できます。

 

現状を理解したうえで、年齢が同じでも貯金額や貯金に対する姿勢には差があるため、今よりも貯金を増やすならそれぞれに適した貯金を増やす方法の理解が重要です。

 

この記事では、35歳の貯金額の平均値と中央値を紹介したうえで、すぐ始められる今よりも貯金を増やす方法を紹介していきます。

 

35歳の貯金額の平均・中央値は?

35歳の貯金額の平均・中央値を考えるうえで参考になる30代の貯金額の平均値と中央値は以下のとおりです。

 

平均値 中央値
30代(単身) 494万円 75万円
30代(二人以上の世帯) 526万円 200万円

金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)』より筆者作成

 

平均値と中央値で乖離があるのは、貯金額は人によって大きく異なり、数千万円以上や場合によっては億単位の貯金額を持っている人も平均化されてしまうことから平均値が上昇します。

 

貯金額が大きい層が一部いるなかで、まったく貯金ができていない層もいることから、平均値だけでは35歳の人がどれくらい貯金しているのか考えるのは難しいといえるでしょう。

 

先ほどのデータで100万円未満の貯金をしている割合と、平均値となる400万円~500万円の貯金をしている割合、3,000万円以上を貯金している割合を紹介していきます。

 

貯金額 単身 二人以上
100万円未満 18.5% 13.4%
400万円~500万円 2.5% 3.5%
3,000万円以上 2.8% 2.2%

金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)』より筆者作成

 

平均値となる400万円~500万円の貯金をしている人の割合は少なく、単身世帯では3,000万円以上の貯金をしている割合の方が多くなっています。

 

単身・二人以上の世帯にかかわらず、もっとも多いのは貯金額が100万円未満の層であり、35歳では貯金ができている層とできていない層で二極化していることがデータから明確に分析できます

 

平均・中央値で考える35歳の貯金額の多い少ない

上記で紹介したデータを参考に具体的な貯金額も提示しながら、今の貯金が多いのか少ないのかを考えていきましょう。

 

貯金なし

35歳で貯金なしは、平均値と中央値の基準でともに少ない水準であることがわかります。

 

しかし、貯金額が100万円未満の層が多いことから、35歳で貯金がないことがけっして珍しいわけではありません。

 

平均値と中央値と比較して低い水準にあることは事実であり、危機感を持っている方もいるかもしれませんが、大切なことはこれからどのように貯金を増やしていくかを考えることです

 

100万円以上

100万円以上の貯金がある場合は、中央値の基準と同程度であり、平均値と比較すれば少ない水準にあると考えられます。

 

周りと比較すれば低いことが気になる方もいるかもしれませんが、一定の水準まで貯金ができたということは、これまでのやり方を見直すことでより貯金額を増やせるといえるでしょう。

 

割合で考えれば貯金が100万円に満たない人も多いため、貯金に対する認識で誤りがあるなら正し、貯金を増やすためにできることを実践し、より高い貯金額を目指すことを目標にしたいところです

 

500万円以上

500万円以上の貯金がある場合は、平均値の基準と同程度であり、一定の貯金ができているといえます。

 

すでに基本的な貯金を増やす方法を理解しており、実践して正しく節約ができている方も多いと考えられるでしょう。

 

より貯金額を高めるためには節約だけでなく、資産運用などの貯金を増やす方法にも本格的に目を向けたい資産があるといえます

 

1,000万円以上

35歳で1,000万円以上の貯金があれば、平均値と中央値のデータから周りと比較して高い水準で貯金ができています。

 

効果の高い節約にくわえて節税や、NISAやiDeCoを利用した投資信託への投資をおこなっている方もいるかもしれません。

 

1,000万円以上の貯金があるなら、資産運用の選択肢は投資信託に限らないため、より広く選択肢を探してみることもおすすめです

 

2,000万円以上

2,000万円以上の貯金がある場合は、これまで通り貯金を増やすために節約・節税を続けることも重要ですが、今ある資産を守ることも考えた方がいいでしょう。

 

2,000万円をすべて日本円の現金で長期的に持つことは、インフレや円安のリスクもあるため、今ある資産の価値を守るための資産運用を始めることが選択肢の一つになります。

 

同年代と比較しても貯金額が非常に高い水準にあることから、先を見すえた適切な資産運用を考えていくことが必要です

 

35歳から貯金を増やす方法

35歳から貯金を増やす方法は3つあります。

 

・家計簿をつけることから始める
・効果の高い節約・節税をする
・資産運用を始める

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

家計簿をつけることから始める

35歳で貯金がまったくない方や、貯金があっても節約などに自信がない方は、まずは家計簿をつけることから始めてください。

 

家計簿をつけることで家計の全体の収支がわかるため、節約すべき費用が明確になります。

 

無駄な支出が減れば、貯金できるお金を増やすことにつながるため、貯金がない状態から貯金を増やすには家計簿の見直しが必要不可欠です

 

効果の高い節約・節税をする

家計簿をつけて節約を始めるなら、効果の高いものから優先して取り組むことが貯金を増やすことにつながります。

 

例えば、節約を意識するにあたって、優先するべきことは固定費の削減であり、電気・ガス・水道代、携帯電話料金、サブスクリプションの見直しは、翌月以降も持続的に続くことから効果の高い節約といえるでしょう。

 

効果の高い見直しを後回しにして、食費や娯楽費など節約できたとしても一時的なものになる費用を優先し、無理のある節約をしてしまうことは、長く続かず失敗しやすい節約になります。

 

また節約は家計だけでなく、節税制度を利用して支払う税金をできる限り少なくしていくこともおすすめです。

 

ただし、効率的に節税をするなら会社員でも確定申告を伴うケースもあるため、初めて確定申告をするためハードルが高いと感じる場合は、最初は確定申告を伴わない実践しやすい節税から始めるのがよいでしょう。

 

確定申告をしなくてもできる実践しやすい節税にはふるさと納税があり、ワンストップ特例制度を利用すれば、確定申告の義務がない会社員に限り、5つまでの自治体への寄付であれば確定申告を必要としません。

 

ふるさと納税をすれば食品を中心にさまざまな返礼品が受け取れるため、食品であればお米など食費を浮かしやすい返礼品を選べば、節約につながります。

 

ほかにも住宅ローンを組むことで受けられる住宅ローン控除では控除を受ける最初の年には確定申告が必要であり、支払った医療費を申告して控除が受けられる医療費控除でも確定申告が必要になりますが、どの制度も効果が高まりやすい節税制度となっています。

 

節約は節税を含めて徹底するほど時間を取られやすく、時間も有限であることから効果の高い節約・節税を優先して選択して、無理なく持続することが重要です

 

資産運用を始める

35歳で貯金を増やすには節約だけでは限界があり、今ある本業に加えて副業をして収入を増やす場合も、時間を必要とします。

 

貯金を効率的に増やすなら今ある貯金を投資して貯金を増やす資産運用を始めることがおすすめです。

 

資産運用は貯金を増やすために自分の時間を使わなくても、長期的に運用すれば資産を増やせるため、効率よく資産を増やせます。

 

貯金がまったくない場合も、毎月貯金できる金額の一部を資産運用にまわして投資できる方法もあるため、貯金額にあわせた資産運用を選びましょう。

 

35歳でどれくらい資産運用をしている人がいるのかわかるように、30代で保有している金融資産のデータを下記にまとめました。

 

保有している資産 単身 二人以上
株式 25.9% 28.5%
投資信託 31.2% 29.8%
債券 5.2% 4.9%

金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)』より筆者作成

 

投資信託の保有割合は3割程度となっており、けっして少なくない数の35歳の人が資産運用を始めていることがわかります。

 

また、投資信託と株式は預貯金や債券と比較すると短期的な値動きがあるリスク資産であるため、リスクを軽減するためには十分な運用期間が必要です。

 

35歳から始めるのであれば、老後の資産形成を目的に貯金を増やすなら30年程度の運用期間が残っていることから、投資しやすいといえます。

 

貯金額にかかわらず投資の種類を選べば資産運用は始められるため、貯金を効率的に増やすなら資産運用を始めましょう

 

平均・中央値を基準にした35歳から始める資産運用

同じ35歳であっても貯金額は異なるため、適している資産運用も変わってきます。

 

そのため、平均・中央値を目安に、適している資産運用を3つ紹介します。

 

・平均・中央値よりも貯金が低い:投資信託
・平均・中央値と貯金が同程度:株式投資
・平均・中央値よりも貯金が高い:実物資産(アンティークコイン・ウイスキーカスク)

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

平均・中央値よりも貯金が低い:投資信託

貯金なしや、平均・中央値よりも貯金が低い場合におすすめの資産運用は投資信託です。

 

投資信託は商品によっては100円という少額から始められ、購入する証券会社によっては節約で得た特定のポイントを利用して投資できる場合もあります。

 

よって、今ある貯金からまとまった資金を投資に回す余裕がない場合でも、これから貯金する金額の一部を資産運用に回す形で投資を始められます。

 

投資信託の魅力は、少額から投資できるだけでなく、運用の専門家にお金を預けて、運用益を分配する仕組みであることから、投資に対する知識がなくても始めやすいことです。

 

また、NISAやiDeCoなどの投資の利益にかかる税金を非課税にする制度の対象となっていることから、節税もしやすいメリットがあります。

 

ただし、基準価額という価値が設定されており、基準価額の上下によって元本割れのリスクがあるため注意が必要です。

 

投資初心者にもおすすめであるため、貯金額にかかわらず始める資産運用に迷ったら投資信託を選択するのも選択肢の一つです

 

平均・中央値と貯金が同程度:株式投資

株式投資では投資をするために一定の資産を必要とするため、35歳の貯金額の平均・中央値に届く資産を持っている方に適しています。

 

1単元(100株)の株式を購入するなら、株価×100の資金が必要であるため、株価が1,000円の株式を購入するなら10万円が必要です。

 

日本株を購入すると、長期的に保有することで配当金と呼ばれる収入が得られ、株主優待を実施している企業であれば投資する企業ごとに異なる優待を受けられます。

 

株式投資は日本だけでなく海外の米国株を中心に投資可能であり、外貨建てで資産を保有できることから、適切に保有して円安のリスクを分散できるでしょう。

 

ただし、株価の上下によっては元本割れのリスクもあり、投資信託とは異なりご自身で投資先を選ぶ必要があるため、投資に対する知識が必要です。

 

一定の貯金額があり、投資に対する知識を持っているか、投資について相談できる専門家がいるなら、株式投資が資産運用において有力な選択肢になります

 

平均・中央値よりも貯金が高い:実物資産(アンティークコイン・ウイスキーカスク)

35歳の平均値・中央値よりも貯金が高い方は、資産を守りながら増やしていくことが必要です。

 

世界中の富裕層の間ではできる限りリスクを避けて、今保有している資産を守る方法が考えられていますが、近年注目されている方法は実物資産であるアンティークコイン・ウイスキーカスクに投資する方法になります。

 

アンティークコインは、古い時代に発行されたコインであり、世界中にコレクターが存在するコレクションができる資産です。

 

過去に発行された貨幣や記念コインは、現存している数よりも減ることはあっても増えることはない性質から、時間が経つほど希少性が高まりやすい性質があります。

 

昔から集められており、世界中にコレクターがいるため需要も高いことから、無価値になる可能性も低く、保有を続けるほど価値が成長していく資産となり、実物資産であることからインフレ対策にもなります

 

ウイスキーカスクは、ウイスキーを貯蔵している樽(タル)のことであり、熟成中のウイスキーを購入する投資です。

 

ウイスキーは樽による熟成で品質を高める性質があり、10年熟成させたウイスキーと20年熟成させたウイスキーでは、後者の方が価値が高まります。

 

長期的な熟成によって価値を高める性質は資産運用にも適しており、35歳で0年熟成のウイスキーを購入し、30年後に30年熟成のウイスキーを売却すれば、熟成年数の高いウイスキーの方が価値が高まる性質から、高く売却できることになります

 

どちらも数百万円から数千万円以上する商品がありますが、安いものであれば、アンティークコインは数万円程度から購入できる商品もあり、ウイスキーカスクは安い樽でも50万円程度の資金が必要になります。

 

売却のタイミングによっては損をする可能性や、外貨で購入する場合は為替差損などのリスクもありますが、長期的な保有を前提にするなら、アンティークコインとウイスキーカスクは資産を守りながら育てることに適しています。

 

5年以内に使用する予定がない貯金がある35歳の方は、資産を守るために実物資産への投資も検討してみましょう。

 

まとめ

35歳の貯金額の平均・中央値から、周りと比較して今の貯金がどれくらいあるのかを理解し、今の自分に適切である貯金を増やす方法を知ることで、現在よりも高い貯金額を目指せます。

 

節約の基本を理解していない場合は、出費の見直しなどから始めることをおすすめしますが、共通して資産運用を始めていない方は、資産運用を利用して効率的に資産を増やすことも検討しましょう。

 

ただし、株式投資のように投資の知識が必要な投資や、アンティークコイン・ウイスキーカスクのような実物資産に興味を持ったなら、金融の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してから投資をおすすめします。

 

弊社ではアンティークコインやウイスキーカスクの実物資産を取り扱っております。知識も経験も豊富なFP(ファイナンシャルプランナー)が、お一人ひとりに寄り添い、サポートいたします。


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この記事を書いた人
岡田憲治
前職のホテルマン時代1000組以上の挙式に携わり、挙式よりもそれからが2人の人生のスタートであり、そしてお金の問題は避け...
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