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50代でもマンション購入は可能!購入するメリットと注意点を解説

50代でもマンション購入は可能!購入するメリットと注意点を解説
松本大史|サムネイル
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松本大史

今の日本は、「人生100年時代」と言われており、50代からマンションの購入を検討している方も少なくありません。しかし「50代でマンションを購入するのは遅い? 」と不安に感じるのではないでしょうか。

 

この記事では、50代でマンションを購入するメリットとデメリットを解説します。購入時の注意点を把握して、夢のマイホームを手に入れましょう。

 

50代でマンションを購入した方の割合は?

50代でマンションを購入した方の割合は?

「50代からマンションを購入するのは遅い? 」と不安に感じる方も多いかと思います。しかし、50代でもマンションの購入は可能です。

 

実際に、国土交通省の調査でも50代でマンションを購入している方も少なくないことがわかります。

 

購入したマンション 50代で購入した割合
一次取得 分譲集合住宅 11.4%
既存(中古)集合住宅 14.0%
二次取得 分譲集合住宅 15.6%
既存(中古)集合住宅 29.3%

引用:国土交通省「令和5年度住宅市場動向調査報告書

一次取得とは、賃貸や実家など持ち家以外に住んでいる状態で、マンションを購入した場合の割合です。一方で、二次取得は自分の持ち家から買い替えをした場合の割合となります。

 

データを見ると、50代でマンションを購入する場合、今の持ち家から中古マンションに買い替えるケースが多いです。しかし、50代で初めてマンションを購入した割合も10人に1人以上と、決して珍しくはないでしょう。

 

50代でマンションを購入するメリット

50代でマンションを購入するメリット

50代でマンションを購入するメリットは、大きく分けて「マンション購入の計画が立てやすい」「老後も住みやすい環境である」の2点が挙げられます。ライフプランが変動しにくい50代だからこそ、後悔しない選択ができるのがポイントです。

 

では、50代でマンションを購入する具体的なメリットを見ていきましょう。

 

マンションの選択肢に迷わない

50代になるとライフプランがある程度決まっているため、マンションの選択肢に迷わない点がメリットです。

 

30代、40代でマンションを購入する場合、子どもの部屋を考えて広い間取りを選ぶことになるでしょう。しかし、子どもが独立している場合や一人暮らしの場合は、2LDKや1LDKなど比較的コンパクトなマンションも選択肢に入ります。

 

ジャストサイズの物件を購入できるので、広すぎたり狭すぎたりと今後の住まいに困ることもないでしょう。

 

返済計画を立てやすい

50代はある程度出費が落ち着いてくる年代のため、返済計画を立てやすいこともメリットでしょう。30代、40代は子どもにかかる出費や転職など、ライフステージの不安定さから、今後の出費が見えにくい傾向があります。

 

しかし、50代になると、自分の年収や退職金、子どもの教育費なども見通しがつきやすいため、返済計画を立てやすくなります。最近では、生涯結婚しない方や子どもを作らない方も増えています。予想外の事態が起こりにくいので、より安定して住宅ローンの返済ができるでしょう。

 

定年後に家賃を払う必要がない

今まで賃貸に住んでいた方は、家賃を払う必要がなくなります。

 

厚生労働省の「令和4年簡易生命表の概況」によると、2022年の男性の平均寿命は 81 年、女性の平均寿命は87年との結果がわかりました。この結果を踏まえると、定年退職後も20年、30年と家賃を払い続ける可能性も十分にあるでしょう。

 

定年退職後は年金や貯金から家賃を払い続けることを考えると、マンションを購入して定年までに完済する方が、老後の負担が軽くなります。ただし、固定資産税や管理費などは、住宅ローンの完済後も続けて支払う必要があるため、注意が必要です。

 

老後も安心して暮らせる

マンションは、公共交通機関の利用が便利な場所に建っているケースが多いです。そのため、足腰が弱って長距離の買い物ができなくなった場合や、車を運転できなくなった場合でも、不便を感じにくいでしょう。病院が近くにあれば、万が一のことがあってもすぐに診てもらえる点もメリットです。

 

また、ワンフロアで生活を送れるため、家事の負担を軽減できるのも見逃せません。建物のバリアフリー化が進んでいるマンションに住めば、より老後も安心して過ごせます。

 

50代でマンションを購入するデメリット

50代でマンションを購入するデメリット

老後を快適に過ごせる一方で、資金に不安がある状態でマンション購入をする場合、デメリットが大きい可能性があります。また、50代になると老後のお金だけではなく、健康面にも不安が生じやすいため、できるだけ早めの購入がおすすめです。

 

次は、50代でマンションを購入する具体的なデメリットを見ていきましょう。

 

長期で住宅ローンが組めない

多くの金融機関では、住宅ローンの申し込み可能年齢は20歳以上70歳以下、完済時年齢は80歳未満に設定しています。そのため、50代で住宅ローンを組む場合は、最長でも30年以内の返済が必要です。また、80歳になる直前まで住宅ローンを組む場合は、定年退職後も同じように返済できるかを考えなくてはいけません。

 

40年返済や35年返済では住宅ローンの借り入れができないため、毎月の返済負担が大きくなります。もし、高額なマンションの購入を考えている方や、頭金がない状態でマンションを購入したい方は、予算を見直しましょう。

 

住宅ローン完済後もお金がかかる

マンションは、住宅ローン完済後もお金がかかることを忘れてはいけません。管理費や修繕積立金、固定資産税などの税金がかかるため、住宅ローン以外の出費も考えて購入する必要があります。

 

特に、女性の一人暮らしや老後を考えてマンションを選ぶ場合は、セキュリティが充実したマンションを希望する方も多いでしょう。機能が充実しているマンションは、その分管理費が高くなる傾向があるため、毎月の出費も考えて予算を立てなくてはいけません。

 

緊急時はエレベーターが使えない可能性がある

近年、タワーマンションの流行により、憧れを抱く方も多いでしょう。しかし、タワーマンションの購入を後悔するケースは、災害時のトラブルです。地震や洪水などが発生した場合は、エレベーターが長時間使えない可能性があります。

 

その場合は、階段で上り下りしなくてはいけないので、注意しましょう。また、エレベーターが一台しかないマンションは、定期点検をしているときに階段を使う必要があります。セキュリティ面では安全ですが、万が一の場合は階段を使う必要があると覚えておきましょう。

 

団体信用生命保険に加入できない可能性がある

健康面に不安がある方は、団体信用生命保険に加入できない可能性があるので注意しましょう。団体信用生命保険とは、加入者が死亡または所定の高度障害状態になった場合に、住宅ローン残高がゼロになる保険のことです。

 

団体信用生命保険は満15歳以上満70歳未満の方が対象のため、50代で加入すること自体は問題ありません。しかし、健康状態によっては審査に落ちてしまい、加入できない可能性があります。例えば、過去数年間でガンや脳卒中、心筋梗塞などの大病を患った方は加入ができません。

 

年齢を重ねるごとに病気にかかりやすくなるため、住宅ローンを借り入れる場合は健康なうちに手続きをすることをおすすめします。

 

50代でマンションを購入するときの注意点

50代でマンションを購入するときの注意点

住宅ローンを借り入れてマンションを購入する場合、返済において不安に感じることでしょう。マンションの購入が現実的かを判断するためにも、将来の生活も考えながら返済計画を立てることがおすすめです。

 

では、50代でマンションを購入するときの注意点を見ていきましょう。

 

住宅ローン控除の対象かチェックする

ワンルームや1Kなど単身世帯用のマンションを購入する場合、床面積によっては住宅ローン控除の対象外になる可能性があります。例えば、新築マンションでも床面積が40平米未満は対象外です。また、40平米以上のマンションでも1,000万円以上の所得がある場合は対象外となります。

 

住宅ローン控除は購入から10年〜13年間、所得税が控除されるお得な制度です。制度を利用するためにも、購入予定のマンションが対象であるかをチェックしましょう。

 

定年退職後の生活も考えて返済計画を立てる

定年退職後も住宅ローンの返済を続ける場合は、退職後の生活も考えて返済計画を立てましょう。今は安定した収入があるので、問題なく住宅ローンを返済できても、定年退職後は年金や貯金から住宅ローンを返済する必要があります。

 

もし、現時点で定年退職後の再雇用やシルバー人材などのアルバイトで返済を考えている方は注意が必要です。今までよりも収入が減るので生活が苦しくなり、生活費もままならない可能性も考えられます。老後破産を防ぐためにも、マンション購入前に、定年退職後の返済計画を立てておきましょう。

 

退職金をあてにしない

50代でマンションを購入する方のなかには、退職金で一括完済を考えている方も多いでしょう。しかし、退職金を住宅ローンの返済にあてることはおすすめしません。なぜなら、老後の貯金がない状態で、税金や管理費などを支払い続ける必要があるからです。

 

また、住宅関連の出費以外にも、生活費や突発的な支出に対応しなくてはいけません。退職金を全額使わず、一部を貯金として残しておくようにしましょう。

 

50代でも貯金なしでマンション購入は可能?

50代貯金なしでマンション購入は可能?

子どもの学費などの出費や収入の面から、貯金なしでマンションを購入したいと考えている方もいるのではないでしょうか。結論から言うと、50代で貯金がなくてもマンションの購入は可能です。

 

しかし、将来の返済負担や出費を考えると、おすすめできるとは言えません。貯金なしでマンションを購入するリスクを把握した上で、本当に購入できるのかを判断する必要があります。

 

貯金なしでマンションを購入するリスク

 

貯金なしでマンションを購入するリスクは「住宅ローンの返済」と「税金や固定費などの支出」の2つを同時に支払う必要がある点です。

 

もし50代で購入した場合、最長でも30年しか住宅ローンを組めないため、毎月の返済負担が大きくなります。さらに、毎月の管理費や固定資産税、火災保険料なども、貯金なしで支払いを続けなくてはいけません。

 

70歳を超えて収入がない状態で、今までと同じ金額を支払い続けると考えると、破産リスクが高くなるでしょう。

 

老後破産を防ぐためにも、築年数が経っている中古マンションなど、低価格のマンションの購入を検討することをおすすめします。地方であれば、2,000万円前後のマンションも多く売り出されています。初期費用も安く抑えられるので、貯金なしでマンションを購入する場合は予算を見直しましょう。

 

50代でもマンションの購入は可能!夢のマイホームを手に入れよう

50代でもマンションは購入可能!夢のマイホームを手に入れよう

50代でも10人に1人以上がマンションを購入しており、50代でのマンション購入は決して非現実的なものではありません。しかし、住宅ローンの返済期間が短くなるため、しっかりと返済計画を立てる必要があります。

 

安心して老後を過ごすためにも、ぜひ早い段階からお金と向き合って、夢のマイホームを手に入れましょう。

 

弊社では、住宅購入前後に特化してお金の相談を承っております。「定年退職後の返済が心配だ」「自分の収入でマンション購入は現実的なのだろうか」など、お困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。


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この記事を書いた人
松本大史
生きるうえで欠かすことのできないお金について学び、お金に関する不安を抱えた人を助けたい、役に立ちたいと思いFPを目指す。...
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