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お金が貯まらない人の特徴とは?利用したい商品・制度を5つ紹介!

望月航太|サムネイル
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望月航太

「収入が低くてお金が貯まらない」「やりくりで精一杯で貯金ができない」など、

物価が上昇しているにもかかわらず、給与が上がらないため、貯金に回す余裕がない方もいるでしょう。

 

しかし、「収入が多いのに貯められない人」、反対に「収入が少ないけど貯められている人」もいます。

 

この差は一体なんなのでしょうか? 今回はお金が貯まらない人の特徴、貯まるコツをご紹介します。

 

貯金をするためには仕組みを作ることが大切です。今日からできることを始めましょう。

 

お金が貯まらない人の特徴とは?

お金が貯まらない人には共通する特徴があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

収支を把握していない

お金が貯まらない人の特徴として、収支を把握していないことが挙げられます。

 

収支を把握していないと、次のことがわかりません。

 

収入と支出のバランスはどうか
支出に無駄がないか

 

収入は給与明細や通帳などで確認する方が多いでしょう。しかし、支出を把握していなければ、お金は貯められません。

 

例えば、収入に対して支出が多ければ、貯金に回す余裕もないでしょう。もし支出が収入を上回っていた場合、お金を貯めるどころか赤字となってしまいます。

 

また、支出を把握していないと、無駄遣いしているかどうかも気づけません。

 

貯金の目標を決めていない

貯金の目標を決めていないことも、お金が貯まらない人の特徴です。

 

例えば「なんとなく貯めたい」「将来のために貯めたい」と目標が漠然としていると、具体的にいくら貯めればよいのかわからず、モチベーションが維持しにくくなります。

 

「1年後までに生活費3カ月分」「3年後までに100万円」など、具体的な時期と目標金額を決めると、毎月どれくらい貯めればいいのかがわかりやすくなるでしょう。

 

衝動買いや無駄遣いが多い

お金が貯まらない人の特徴に、衝動買いや無駄遣いが多いことが挙げられます。

 

買い物には「快楽的な価値観」と「効用的な価値観」の2つがあるとされています。

 

快楽的な価値観とは、買い物そのものが楽しいと感じられることで、効用的な価値観とは、「お得に買えた」などいい買い物ができたと感じられることです。

 

買い物に快楽的な価値観を求めている場合、衝動買いや無駄遣いをしてしまうでしょう。

 

また、衝動買いや無駄遣いをすると、そのときは満足しても、後悔してしまうこともあります。買い物をする前に、本当に必要かどうかを考えることが大切です。

 

参考:大久保 暢俊, 下田 俊介, 鷹阪 龍太, 山田 一成「買物意識の2次元モデルについての検討:日本の消費者における快楽次元と効用次元の測定」

ボーナスに頼っている

お金が貯まらない人の特徴として、ボーナスに頼っていることが挙げられます。

 

ボーナスはまとまった金額が入ってくるため、一見貯金しやすいと考えがちです。

 

しかし、家具・家電などの高額な買い物に使ってしまったり、旅行代にあてたりしていると、お金が貯められません。

 

もちろん、生活する上での楽しみも必要です。ボーナス全額を貯金に回す必要はありませんが、貯金をしてから、残りのお金で楽しむようにしましょう。

 

残ったお金を貯金しようとする

日々のやりくりで残ったお金を貯金しようとするのも、お金が貯まらない人の特徴です。

 

イギリスの歴史・政治学者であるパーキンソンが発見した「パーキンソンの法則」があります。

 

もとは「国家は国の予算を決めてから税金を決めるため、増税は止むことがない」という法則ですが、これは貯金にも当てはまります。

 

収入が増えたとしても使い切ってしまう、収入があるだけ支出が増えてしまう、ということです。

 

あとで詳しく説明しますが、先に貯金をしてしまい、貯金分をないものとしてやりくりすることが大切です。

 

返済計画を立てずにローンやリボ払いを組む

返済計画を立てずにローンを組んだり、リボ払いしたりすると、お金は貯まりません。

 

ローンはまとまったお金が必要なときには便利なものです。

 

例えば、住宅ローンやマイカーローンなど、ローンを利用することで、必要なものを手に入れることができます。

 

しかし、家計を考えずにローンを組んでしまうと、返済額が多くなり、苦しくなってしまいます。また、収入が減ったときも、返済できなくなる恐れがあります。

 

リボ払いは、月々の返済額は変わらないため、家計負担も変化がないように感じられるでしょう。

 

しかし、金利が高く設定されているため、気付かぬうちに返済額がどんどん増えていき、なかなか完済できないという状況になってしまいます。

 

返済できる見通しを立ててから、ローンを組んだり、リボ払いを利用しましょう。

 

貯まる人はやっている!お金を貯める6つのコツ

収入が同じでも、貯められる方とそうでない方がいます。お金を貯められる人はどういう行動をしているのでしょうか。

 

ここでは6つのコツをご紹介します。

 

家計簿をつける

収支を把握するために、家計簿をつけましょう。株式会社PFUの「家計簿に関するアンケート調査」によると、家計簿をつけていると回答した人は37.4%でした。

 

その家計簿をつけていると回答した人に、どのように変化したかを聞いたところ、「生活の収支が把握できるようになった」81.3%でした。

 

また、「節約意識が高まった」も55.0%となっています。家計簿をつけると、自分が何にお金を使っているか、無駄遣いをしていないかが見えるようになります。

 

今は家計簿アプリもさまざまあり、銀行口座と連携できて自動で記録をつけてくれるものもあります。

 

自分に合ったものを見つけ、支出を可視化しましょう。また、買った品目ごとにつけるのではなく、何をメインで買ったのか、お店ごとにつけると楽にできます。

 

貯金の目標を決める

お金を貯めるためには、目標を決めましょう。目標を決めると、モチベーションが高まり、貯蓄状況を把握しやすくなります。

 

目標設定と達成に関する実態調査」(松井証券株式会社調べ)によると、目標を立てる際、お金関係の目標を立てる方が一番多く、59.3%となっています。

 

また、目標を立てない人で、資産形成・運用している割合は22.9%と低い一方、目標を詳細に立てている人は68.4%と、約7割が何らかの行動を起こしています。

 

目標を決めると、達成するために必要なものを考えて行動しなければなりません。

 

お金も同様で、目標を決めることで、達成するために必要なものを考えた結果が、資産形成・運用につながっていると考えられます。

 

貯蓄専用の口座を作る

お金を貯める際、生活費と分けて貯蓄専用の口座を作りましょう。

 

貯蓄専用の口座を作ることで、「今どれくらい貯まっているのか」が目に見えてわかり、貯金に対するモチベーションが高まります。

 

また、定期預金などの引き出しにくい口座で作ると、無駄遣いを防げるでしょう。

 

さらに、1つの口座にまとめることで、利息も増え、貯まりやすくなります。

 

今はネット銀行も当たり前になり、店舗に行かなくてもスマホ一台で口座を開設できます。大手銀行よりも金利が高い銀行も多いため、ぜひ一度調べてみましょう。

 

固定費を見直す

お金を貯める際に、固定費の見直しは必須です。固定費とは、毎月必ず支払う費用のことで、スマホやインターネットの通信料、サブスクリプションなどが挙げられます。

 

固定費は一度見直すと、節約効果が長く続きます。また、効果もすぐに実感できるためおすすめです。

 

具体的に見直したい項目は、下記の通りです。

 

保険料ー自分に合った保障になっているか、必要以上に保障がついていないかを確認する

通信料ー格安SIMに変更する、安いプランに変える

サブスクリプションー使っていないサービスや、使う頻度が少ないサービスを解約する

電気代・ガス代ー比較サイトを利用し、安いプランに変更する

クレジットカードー使っておらず年会費だけ支払っているものがないかを確認する

 

慣れないときは、手続きが手間に思えるかもしれません。

 

しかし、一度やってみるとスマホがあればできるものも多く、節約効果も見えるため、「他に削れるものはないか? 」と考えるようになります。できることから始めましょう。

 

先取り貯金をする

先ほど紹介した「パーキンソンの法則」のように、お金があればあるだけ使ってしまうのが人です。

 

お給料が入ったら、すぐに貯金をし、貯金した分をないものとしてやりくりしましょう。

 

また、毎月決まった金額を貯金するのではなく、お給料の1割など、割合で決めるといいでしょう。

 

金額にしてしまうと、貯金できなかったときにモチベーションが下がってしまい、続かなくなってしまいます。

 

貯金で大切なのは、細く長く続けることです。無理をしても続かないため、できる範囲でおこないましょう。

 

返済計画を立ててローンを組む

ローンを組むときは、無理のない返済計画を立てましょう。

 

資産や他のローンの状況を考えなければ、新しくローンを組んだ途端に、家計が苦しくなってしまいます。

 

また、子どもの進学や老後費用など、今後まとまったお金が必要になるイベントも考慮しましょう。

 

何にお金をどれくらい使うかを見通して返済計画を立てることが大切です。

 

自分や家族だけで決めるのではなく、ファイナンシャルプランナーに相談するのもいいでしょう。

 

知識や経験が豊富なため、的確なアドバイスを受けられます。

 

お金が貯まらない人が活用したい商品・制度

「なかなかお金が貯められない……」という方におすすめしたい商品や制度をご紹介します。

 

人は楽な方に流されてしまうものです。商品や制度を活用し、無理なく貯められる仕組みを作りましょう。

 

財形貯蓄

財形貯蓄とは、「勤労者財産形成促進法」に基づいた制度で、お給料やボーナスから自動的に積み立てることができる制度のことです。

 

一般財形財形年金財形住宅の3種類があり、一般財形とは、使い道が自由なものです。

 

財形年金はその名の通り年金のためのもので、財形住宅は、マイホームの購入や家のリフォームを目的としたものとなります。

 

会社が手続きをしてくれるため、自分の手間もかかりません。

 

また、天引きのため、自動的に先取り貯金をしていることになります。

 

勤めている会社が財形貯蓄制度を導入していることが前提となりますが、もしあるならば利用しましょう。

 

定期預金

定期預金とは、預け入れる期間を決めて預ける貯金です。

 

預け入れ期間中は基本的に引き出しができないため、お金の使いすぎを防げます。

 

また、普通預金と比べて金利が高いため、利息を得ることができます。

 

例えば、auじぶん銀行の定期預金は、1カ月〜5年の間で好きな期間を選べます。

 

預け入れ額は最低1万円以上で1円単位で設定が可能です。金利は3.80%(税引き後3.02%)とかなり高く設定されています。(2023年11月16日現在)

 

自分が利用している銀行で定期預金の利息はどうなっているかを調べてみましょう。比較サイトを利用するのも一つです。

 

養老保険

養老保険とは、一定の期間内に死亡した場合には死亡保険金が受け取れ、満期まで生存していた場合には満期保険金が受け取れるというものです。

 

1つの保険で保障と貯蓄に備えられます。しかし、その分保険料が割高な傾向にあることを理解しておきましょう。

 

また、死亡保険金や満期保険金が、払い込んだ保険料の合計額より下回る可能性があります。

 

自分で貯金をするのはどうしても難しい場合には検討してみましょう。

 

NISA・つみたてNISA

NISAやつみたてNISAは、投資が初めての方でも取り組みやすいように作られた制度です。

 

通常、株や投資信託の利益には約20%の税金がかかりますが、これらの制度は非課税となっています。

 

2024年からは新NISAとなり、これまで期限が決められていた非課税期間が無期限となります。また、投資額の上限も年間最大360万円までと拡大されます。

 

「貯金すらできていないのに投資なんて……」と思われるかもしれません。しかし、銀行の低金利が続いている現在、銀行に預けていてもお金は増えません。

 

投資に回すことで、本来なら引かれる税金分も投資でき、効率よく資産を増やせます。

 

ただし、投資にはリスクが伴うことを理解しておきましょう。ですが、運用期間が長ければ、リカバリーできる可能性も高くなります。

 

最近は100円からでも始められるため、少額でも取り組んでみましょう。

 

iDeCo

iDeCoとは、個人型確定拠出型年金の略称で、自分で資産を運用し、年金を作るものです。

 

3つの税制メリットがあり、自分で支払ったお金は全額所得控除され、税金が軽減されます。

 

また、NISAやつみたてNISAと同様、運用益が非課税です。さらに年金を受け取る際にも控除が受けられ、税金負担が軽くなります。

 

貯蓄から投資へ」と政府がスローガンに掲げていますが、投資にチャレンジしやすい環境は整えられています。

 

リスクはつきものですが、貯金以上に資産を増やせる可能性があるため、積極的に取り組んでいきたいものです。

 

まとめ

今回は、お金が貯まらない人の特徴についてまとめました。「お金をどう使うか」はまさにその人の価値観が反映されます。

 

人はあればあるだけ使ってしまうものという前提に立ち、お給料からすぐに貯金に回し、最初からなかったものとしてやりくりしましょう。

 

強制的に貯められる仕組みを作れる商品や制度もご紹介しました。まだ取り組んでいないものがある場合は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

弊社では、特に住宅購入前後に特化したお金に関するご相談をお受けしています。まだ家を購入する予定がなくても、「どういうライフプランを組んでいいかわからない」などお悩みがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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この記事を書いた人
望月航太
FPを目指したきっかけは、大学時代にFP資格を取得したことです。元々情報系の学部にいましたが、自分が本当に興味あることが...
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