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家を安く買う方法は?値引き交渉のタイミングや安く買うときの注意点を解説

岡田憲治|サムネイル
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岡田憲治

理想を叶えた自分たちだけのマイホームと聞くと、胸も高鳴りますよね。

 

しかし、家は人生のなかでも大きな買い物です。できれば安く買いたいと考える方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、今回は家を安く買う方法や値引き交渉する際のタイミングなどを解説します。安く買うときの注意点も解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

 

家を安く買う6つの方法

家を安く買うための方法はあるのでしょうか。ここでは6つの方法を解説します。

 

建売住宅を購入する

建売住宅とは、土地と住宅がセットで販売されている住宅です。

 

設計や施工、現場管理がシステム化されているため、建築にかかるコストが削減されています。結果として、注文住宅よりも安く購入できます。

 

内見で完成した住宅を確認できるため、実際に生活したときのイメージが湧きやすいでしょう。

 

また、すでに住宅が完成していることが多いため、入居までの期間が短縮できる点もメリットです。

 

中古物件を購入する

家は時間が経つほど資産価値が下がります。そのため、中古物件は新築と比較して安く購入できます。

 

国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査」によると、物件タイプ別の購入資金は下記のとおりです。

 

物件タイプ 購入資金
注文住宅 4,713万円
分譲戸建住宅 4,074万円
分譲集合住宅 5,048万円
中古戸建住宅 3,025万円
中古集合住宅 2,943万円

表をみると、新築では4,000万円以上、なかでも分譲集合住宅では5,000万円を超えています。

 

しかし、中古では3,000万円近くとなっており、1,000万円以上差があるのがわかります。できるだけ家を安く買いたい方は、中古物件を選択するのも一つでしょう。

 

空き家を購入する

家を安く購入する方法の一つとして、空き家を購入することも挙げられます。先述したように、家は時間が経つほど価値が下がっていきます。

また、空き家は倒壊したり、景観を乱す恐れがあったりすることから、国が特別措置法をつくり、本格的に対策に乗り出しています。

 

そのため、営利目的ではない空き家バンクを利用すると、無償で贈与してもらえる可能性もあります。

 

ただし、後述しますが、安いにはそれだけの理由があります。事前によく検討したうえで、購入しましょう。

 

金利が低いときに購入する

金利が低いときに家を購入すると、毎月の返済額を抑えることができ、家を安く購入できます。

 

家を購入する際は、住宅ローンを利用する方が多いでしょう。住宅ローンの金利は、市場の金利動向によって変動するため、金利が低いときに住宅ローンを組むと、家を安く購入できます。

 

実際に、金利の差によって住宅ローンの返済額がどう変わるのか見てみましょう。

 

<条件>
借入金額:3,000万円
返済期間:35年
返済方式:元利均等方式

 

 

金利 1.87% 1.37% 0.87%
月々の返済額 9万7,389円 8万9,956円 8万2,880円
利息額 1,090万3,133円 778万1,766円 480万9,509円
総返済額 4,090万3,133円 3,778万1,766円 3,480万9,509円

 

金利差が0.5%と1%違うときで比較してみました。金利が0.5%低いときでは月々の返済額は約7,000円、総返済額は300万円以上抑えられます。

 

一方、金利が1%低いときでは、月々の返済額は約1万4,000円、総返済額が600万円以上抑えられました。金利の差がいかに影響を与えるかがよくわかります。

 

そのため、家を安く買いたい方は、金利動向をチェックするといいでしょう。

 

値引き交渉をする

「できない」と思い込んでいる方が多いかもしれませんが、値引き交渉すると、家を安く買える可能性があります。

 

不動産の売り出し価格は、あくまでも売主の希望価格です。売主は購入希望者が現れなければ、価格を下げざるを得ません。

 

しかし、いくら安く買いたいからと言って、無理難題を言うのはやめましょう。交渉しやすいタイミングも解説するため、参考にしてください。

 

仲介手数料が安い不動産会社を選ぶ

仲介手数料が安い不動産会社を選ぶと、家の購入費用を抑えられます。

 

仲介手数料は、売買契約が成立したときに、売主と買主が不動産会社に支払う成功報酬です。

 

仲介手数料の金額は、宅地建物取引業法によって上限額が決められています。具体的には、次のとおりです。

 

仲介手数料の上限額=売買価格×3%+6万円+消費税

 

しかし、必ずしも仲介手数料がかかるわけではありません。例えば、マンションを建設した不動産会社が販売する新築マンションを購入する場合、仲介手数料は不要です。

 

個人から直接購入する場合も不要となります。ただし、この場合、間に不動産会社が入らない分、トラブルが起きた際には自分たちで解決しなければならないことも覚えておきましょう。

 

値引き交渉のタイミングや値引きの相場

先述したように、家を購入する際には、値引き交渉が可能です。ここでは、値引き交渉をするといいタイミングや値引きの相場を解説します。

 

買付証明書を出すとき

値引き交渉をするといいタイミングは、「買付証明書を出すとき」です。買付証明書とは、購入希望者が売主に対して、購入意思を表明する書類です。

 

法的な拘束力はありませんが、売主に対して強いアピールができ、有利に進められる可能性があります。

 

買付証明書には、決められた形式がありませんが、下記の項目を書くのが一般的です。

 

・年収
・購入希望金額
・引き渡し時期
・物件情報(構造や延床面積など)
・住宅ローン申込先
・有効期限

 

当然ですが、購入する意思を表示するためのもののため、「やっぱり買いません」というのはルール違反です。購入する意思が固まってから、提出するようにしましょう。

 

売りに出されてから時間が経っているとき

売りに出されてから時間が経っているときも、値引き交渉のタイミングです。

 

新築」とは、住宅が建ってから1年以内かつ未入居の物件を指します。建売住宅が販売開始されてから2〜3カ月ほど未入居が続くと、売れ残りと判断されるため、値引き交渉に応じる可能性があります。

 

2〜3カ月は早いように感じますが、最近は住宅が完成する前から内見ができるようになったため、早い傾向にあります。

 

また、中古物件や空き家でも売りに出されてから3カ月が、値引き交渉のタイミングの目安となります。

 

なぜなら不動産会社と売主が結ぶ仲介契約の期間は最大3カ月と決まっているからです。

 

不動産会社、売主の両者にとも、なるべく早く売却を成立させたいと考えることから、大幅な値引きが期待できるでしょう。

 

決算期のとき

仲介している不動産会社が決算期のときも、値引き交渉のタイミングです。

 

決算期になると、不動産会社は少しでも売り上げを上げておきたいと考えることから、値引き交渉に応じてくれる可能性が高まります。

 

ただし、決算期は不動産会社によって異なるため、注意しましょう。

 

注文住宅の場合は契約直前

注文住宅の場合は、契約直前が値引き交渉のタイミングとなります。

 

「直前に大丈夫? 」と思うかもしれませんが、直前だからこそ、細かい見積もりが出ており、内容が大幅に変わることもありません。

 

営業担当者も成約につなげるため、相場内の値引きなら応じてくれるでしょう。

 

なお、早いタイミングでの交渉はやめましょう。もし成功しても、建材の変更などがおこなわれる可能性があります。

 

値引きの相場は最大で10%

ここでは、どれくらい値引きできるのかを見ていきましょう。中古物件の場合、物件価格の10%が相場とされています。

 

注文住宅の場合は、依頼先が工務店とハウスメーカーかで異なります。工務店の場合は「見積もり金額の3%程度」ハウスメーカーの場合は「見積もり金額の3〜8%程度」です。

 

なぜ両者で差が出るのかは、見積もり金額に含む内容が違うからです。

 

工務店は、広告費をかけられないため、原価に近い金額で提示することが多いです。また、地域に密着しているところが多く、不適切なことで悪い噂が広がることを避ける傾向があります。

 

一方、ハウスメーカーは、見積もりに広告費が上乗せされており、値引きできる余裕があります。しかし、これらはあくまで目安であることを覚えておきましょう。

 

家を安く購入する際の注意点

家を安く購入する際には、いくつか注意点があります。せっかく購入した家を後悔しないためにも、押さえておきましょう。

 

安い理由を確認しておく

他の不動産会社や相場より安い場合は、安い理由を確認し、納得したうえで購入するようにしましょう。考えられる理由としては、次のようなものがあります。

 

・立地が悪い
・築年数が古い
・設備が古い
・リフォームが必要

 

同時に、答えにくい質問にきちんと答えてくれる不動産会社であれば、信頼できると判断できます。

 

また、ローコスト住宅の購入を考えている方もいるのではないでしょうか。ローコスト住宅とは、大量発注によって仕入れコストを抑えたり、工法を単純化したりして、無駄を省き効率化した住宅です。

 

そのため、定期点検や保証などアフターフォローがあるか確認しておきましょう。

 

目に見えない部分の問題を確認しておく

安い家を購入する際には、目に見えない部分の問題を確認しておきましょう。例えば次のような問題があるかもしれません。

 

・基礎や構造に問題がある
・シロアリや腐朽などの被害がある
・地下水や液状化などのリスクがある

 

特に中古物件や空き家の場合、「誰か住んでいたから大丈夫」と思われるかもしれませんが、何か問題があって手放したのかもしれません。

 

目に見えない部分の修繕費は高くつくため、専門家に依頼するなどして、しっかり確認しておきましょう。

 

譲れないポイントを明確にしておく

家を購入するにあたって、譲れないポイントを明確にしておきましょう。家を購入するのは、購入したあとの生活を豊かにするためのはずです。

 

例えば、子どもが過ごしやすいように学校や公園の近くに住みたい、家族みんなで過ごせるようリビングが広いところがいいなどがあるでしょう。

 

譲れないポイントを明確にすれば、より理想に合った家と出会えます。とにかく購入できればいいと、家を安く購入することが目的にならないようにしましょう。

 

資産価値を確認しておく

安く家を購入する際には、資産価値を確認しておきましょう。

 

転勤や親の介護などで、購入した家を売却しなければならないかもしれません。

 

もし資産価値がない場合、住宅ローンの残りを売却費用でまかなえないため、手持ちの資金で返済する必要があります。

 

そのため、資産価値が高いほど、資金を持ち出す必要性は低くなります。資産価値がある家かどうかを見るポイントは下記のとおりです。

 

・物件自体の質が高いか
・交通の利便性が高いか
・近くに有用な施設があるか

 

上記の点を注意してみながら、資産価値のある家を購入しましょう。

 

まとめ

今回は、家を安く買う方法を6つご紹介しました。建売住宅や中古物件、空き家などの場合は、安く購入できる可能性があります。

 

また、値引き交渉をすることも可能です。しかし、ただ闇雲に交渉しても、心象を悪くしてしまいます。必ず購入する意思が固まってから、交渉しやすいタイミングでするようにしましょう。

 

弊社では、住宅購入前後に特化してお金に関するご相談を承っております。

 

「購入費用を少しでも安く抑えたい」「住宅ローンの仕組みがわからない」など、お気軽にご連絡ください。


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この記事を書いた人
岡田憲治
前職のホテルマン時代1000組以上の挙式に携わり、挙式よりもそれからが2人の人生のスタートであり、そしてお金の問題は避け...
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