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家を買うメリットとデメリットを比較|賃貸と悩んでいる方は必見!

家を買うメリットとデメリットを比較
岡田憲治|サムネイル
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岡田憲治

人生で大きな選択となる、持ち家問題。

 

ライフスタイルの多様化により、近年は必ずしも持ち家を買う風潮ではなくなりつつあります。

 

ネット上でも「今どき家を買うなんて損だ」「持ち家は資産になるからあった方がよい」などさまざまな意見があって、本当に家を買うべきなのか悩んでしまいますよね。

 

家を買うか迷ったら、メリットとデメリットを比較して、ご自身の生活でどちらの影響力が強いか考えてみましょう。

 

この記事では、家を買うメリットとデメリットを解説します。賃貸に住み続けるか悩んでいる方は、ぜひご参考ください。

 

家を買うか迷っているならメリットとデメリットを比較しよう

家を買うか迷っているならメリットとデメリットを比較しよう

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」の結果によると、令和4年時点で持ち家に住んでいる方の割合は下記の通りでした。

 

単身世帯 二人以上世帯
持ち家あり 33% 68.1%
持ち家なし 67% 31.9%

 

ここから自身で購入した持ち家のみに絞ると、単身世帯で20.8%、二人以上世帯で57.7%とさらに割合が減ります。

 

以前はライフステージの変化によって、家を買うのが一般的でしたが、最近では賃貸に住み続けている方も少なくありません。

 

よって、自分にとってデメリットが大きいと感じたら賃貸に住み続ける選択肢もあるでしょう。

 

家は人生で高額な買い物です。メリットとデメリットを比較して慎重に選ぶのをおすすめします。

 

家を買う場合のメリット

家を買う場合のメリット

まずは、家を買う場合のメリットを解説します。

 

現在、賃貸にお住まいの方は今の生活と比較して考えてみましょう。

 

①立地や間取りを自分で決められる

 

賃貸では、空いている物件の立地と間取りから、好みの住まいを選んで住むのが一般的です。

 

注文住宅で家を買う場合は、立地や間取りを自分で決められるため、自身が理想とする住まいが実現できます。

 

子どもがいる場合は子ども部屋、一人暮らしの場合はシアタールームなど、ライフステージに合った部屋や趣味を充実させる設備をつくることも可能です。

 

予算が許す限り、自分が思い描く理想の家を追求できるのは大きなメリットでしょう。

 

②ローンを完済すれば住居費を抑えられる

 

持ち家の場合、賃貸のように家賃の支払いがない代わりに、住宅ローンを借り入れして毎月返済していくのが一般的です。

 

住宅ローンは数十年かけて返済しますが、完済すればその分の費用がなくなるため、住居費を抑えられます。

 

賃貸は、住んでいる限り必ず毎月家賃が発生するので、一生払い続けなければいけません。

 

また、定年退職後に収入がなくなったあとも家賃を払い続けなければいけないため、経済的にも負担がかかります。当然、家賃を滞納した場合は退去になるため、十分な貯蓄は必要でしょう。

 

持ち家であれば、住宅ローンの完済後は住居費の心配がないため、老後も暮らしやすいです。

 

③資産になる

 

持ち家は、種類に限らず資産になるのも大きなポイントでしょう。

 

特に、マンションは都内や地方都市を中心に資産価値が上がっており、投資目的で購入する方もいるほどです。

 

一軒家でも、家だけではなく土地も自分のものになります。家の資産価値は時間とともに下がりますが、土地の資産価値は落ちることがありません。

 

また、家自体が高額な買い物のため、保証が必要なときの担保になり、もし住まなくなった場合は自分の資産として売却もできます。いざというときの選択肢が増えるのは、家を買うメリットでしょう。

 

④リフォームができるので老後に備えられる

 

住んでいるうちに「もっとキッチンを広くしたい」「老後に備えてバリアフリー化したい」などの要望が出てきたら、リフォームを検討できます。

 

賃貸の場合は、家を借りて住んでいるため勝手に内装を作り替えることはできません。

 

しかし、自分の家であれば、自由にリフォームが可能です。玄関や階段に手すりをつけたり、浴室にエアコンを設置したりと、より住みやすい家に変えられるのはメリットではないでしょうか。

 

家を買う場合のデメリット

家を買う場合のデメリット

長期的に同じ家に住むのであれば、持ち家はメリットが大きいでしょう。

 

しかし、家を買うデメリットも見逃せません。

 

ここからは、家を買う場合のデメリットを解説します。

 

①家を買うときに多額の費用がかかる

 

賃貸に引っ越す場合、敷金礼金や仲介手数料など、さまざまな初期費用がかかりますが、家を買うときも例外ではありません。

 

家を買うときは、頭金や諸費用がかかり、いずれも数百万単位の費用が発生します。3,000万円の家を買う場合は400万円、4,000万円の家を買う場合は600万円の費用が目安です。

 

最近では、頭金を住宅ローンに組み込む「頭金不要」のプランもありますが、その分返済の負担が増えてしまいます。予想外の出費に遭った場合を考えると、あまりおすすめとはいえません。

 

賃貸の初期費用と比較しても多額の費用がかかるため、家を購入する際のデメリットといえるでしょう。

 

②住居費を下げられない

 

住宅ローンは、毎月返済額が決められています。

 

そのため、もし途中で事故や失業など経済状況が大きく変わる出来事があっても、決まった金額を支払わなければいけません。

 

国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査」の結果によると、住宅ローンの平均返済期間は、分譲戸建て住宅で32.7年、分譲マンションで29.7年でした。

 

およそ30年間決まった額の返済を考えると、毎月安定した収入でないと厳しい可能性があるでしょう。

 

③住むのに税金がかかる

 

住宅ローンの返済額と賃貸の家賃を比較すると、間取りが多い賃貸に住むのであれば、支払う金額はそう変わらないケースが多いです。

 

国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査」の結果によると、住宅ローンの年間の返済額は下記の通りでした。

 

家の種類 年間の返済額 毎月の返済額
注文住宅 174.0万円 14.5万円
分譲戸建て住宅 126.6万円 10.55万円
分譲マンション 148.1万円 12.34万円

※毎月の返済額は年間の返済額から筆者が計算したもの(小数点第3位以下は切り捨て)

 

初期費用さえ払ってしまえば、賃貸とあまり変わらない金額のように思いますが、家は固定資産税がかかるのを忘れてはいけません。

 

持ち家は資産に該当するため、税金がかかります。また、お住まいの地域によっては都市計画税がかかるケースもあるので注意が必要です。

 

それだけではなく、家の老朽化に伴い修繕が必要になった場合は、修繕費がかかります。

 

また、家財保険や地震保険など災害に備えた保険に加入する場合は、保険料も追加でかかるため、さらに費用がかさむでしょう。

 

毎月の返済額だけではなく、そのほかの費用もかかるのはデメリットです。

 

④簡単に引越しができない

 

持ち家は、数十年かけて住宅ローンを返済しながら住まなくてはいけません。

 

よって、途中で引越しをしたくなっても簡単に引越しができないのがデメリットです。

 

例えば「両親と住むことになったことで手狭になった」「離婚して一人暮らしをするので広くなった」「実際に住んでみたら治安が悪くて不安だ」など、家にネガティブなイメージを持っても住み続ける必要があります。

 

どうしても引越したい場合は、家を売却すれば引越しができますが、買ったときより資産価値が落ちているため、売れても住宅ローンの残債を払い続けるリスクが考えられるでしょう。

 

賃貸の方がおすすめできるケースとは?

賃貸の方がおすすめできるケース

メリットとデメリットを比較してみて「賃貸の方が自分に合っているかも」と思った方も少なくないでしょう。

 

家を買うよりも、賃貸の方がおすすめできるケースは、下記の項目に該当している場合です。

 

  • 転勤で頻繁に引っ越す
  • 出張などで家を空ける日が多い
  • 収入が不安定で毎月決まった収入ではない
  • 住宅ローンの返済中に定年退職してしまう

 

あくまで一例ですが、ライフスタイルの変化に合わせて気軽に引越しができるのは賃貸のメリットです。頻繁に家を空ける場合や多忙な場合は、家を買ってもほとんど居ないケースは少なくないでしょう。

 

また、毎月の支払いが家賃や共益費のみのため、税金や修繕費などの思わぬ出費がないのもメリットです。住宅ローンは30年以上かけて完済を目指すのが一般的なため、長期的な出費に自信がない場合は、賃貸の方がおすすめできます。

 

 家を買うのと賃貸に住み続けるのはどちらが得?

 

家を買う場合は、買うまでに初期費用がかかるほか、買ったあとも住宅ローンの返済に加えて、固定資産税や修繕費、保険料などの費用がかかります。

 

一方で、賃貸は引越し代を払ったあとは、家賃と共益費以外の出費はほとんどないといってよいでしょう。そのため、住宅ローンを払っている間の費用を比較すると、賃貸に軍配が上がります。

 

しかし、結婚や子どもなどで今後家族が増える予定の方は、その都度人数に合った賃貸に引越しをしなければいけません。賃貸は間取りが広ければ広いほど家賃が高くなるため、その分出費がかさみます。

 

また、数年以上住む場合は、更新料もかかるので注意しましょう。

 

持ち家の場合、住宅ローンを完済したあとは、毎月の費用が抑えられます。そのため、毎月家賃と共益費を払い続けている賃貸と比較すると、持ち家が一気にお得になります。

 

さらに、年数が経つことで資産価値が下がるため、住宅ローンを完済する頃には固定資産税が減額されているケースも多いです。

 

どちらがいいかは一概に決められませんが、長期的に同じ地域に住み続けたいと考えるのであれば、持ち家の方がお得ではないでしょうか。

 

家を買うか迷っているときに考えること

家を買うか迷っているときに考えること

家を購入したあとは、ほとんどの場合、一生その家に暮らす可能性が高いです。

 

そのため、家を買うかは人生で重要な選択と言っても過言ではないでしょう。

 

ここからは、家を買うか迷っているときに考えることを解説します。本当に家を買うべきか迷っている方は、ご参考ください。

 

急いで購入しない

 

家を買う場合、数千万の買い物になるため、簡単に決めるのはおすすめしません。

 

なかには、家を売りたいがために「人気の物件だから、早く買わないと売り切れてしまいますよ」など、購入を急かす悪徳な不動産会社も少なくないです。

 

しかし、急いで購入すると、実際に住んでみると「間取りが悪かった」「より希望に合った物件を見つけてしまった」など不満が出てくるおそれがあります。

 

少しでも家を決めたい気持ちはわかりますが、焦って購入しないよう、パートナーとよく相談をしてから決めましょう。

 

購入候補の家の周りをリサーチする

 

不動産会社に紹介されるがまま、家の内装を見て決めてしまう方も少なくありませんが、周りの環境をリサーチしないで購入するのは危険です。

 

実際に、駅から歩いたり、職場から家まで車や電車で往復してみたりと生活をイメージしましょう。最寄りのスーパーやドラッグストアに何が売っているか、価格帯や営業時間は問題ないかを調べるのもよいですね。

 

また、朝・昼・夜と時間帯を変えて家の周りをリサーチするのも有効的です。駅から近い場合は、夜は酔っ払いなどで治安が悪かったり、朝まで騒がしかったりと立地が便利な反面、いざ住んでみるとストレスになる可能性もあります。

 

例え、賃貸や実家で住み慣れた地域でも、自分でも購入候補の家の周りをリサーチしましょう。

 

家を買った知人に相談する

 

一緒に住む相手だけではなく、家を買った知人にも相談しましょう。

 

家を買ったあとの暮らしや出費など、実際の声を聞くことで自分は買うべきか参考にできます。

 

できれば職場の上司や友人など、幅広い年齢層の相手に聞くのがよいでしょう。長期的に住むことになるため、幅広い視点から見た方がより最適な選択ができます。

 

逆に、賃貸に住んでいる知人に話を聞くのもよいですね。家を買わない理由や、賃貸が便利だと思う理由などを聞くことで、自分がどちらに向いているか見えてくるかもしれません。

 

返済計画のシミュレーションを立てる

 

家を買ったあとにネックになるのが、毎月の支払いです。

 

毎月の出費の内訳を見ても、住宅ローン関連の出費が大半を占めているケースも珍しくありません。

 

「毎月の支払いがキツい」「もう少し予算を落とせばよかった」など後悔しないためにも、買う前に完済までの返済計画のシミュレーションを立てましょう。

 

住宅ローンの完済まで、予期せぬ出費やライフステージの変化があるかもしれません。不測の事態が起きても慌てることがないよう、綿密にシミュレーションするのをおすすめします。

 

家を買うメリットとデメリットを比較して悔いのない選択をしよう

家を買うメリットとデメリットを比較して悔いのない選択をしよう

持ち家は一生の財産になりますが、メリットだけではなくデメリットもあります。

 

持ち家と賃貸、どちらを選ぶにせよ、多くの意見を参考にして後悔のない選択をしましょう。

 

費用面が心配な方に向けて、弊社では住宅購入前後に特化したお金の相談を承っております。

 

「住宅ローンが心配で家を買うか迷っている」「賃貸に住み続けるのと家を買うのではどちらがお得なんだろう」など、気になることがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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この記事を書いた人
岡田憲治
前職のホテルマン時代1000組以上の挙式に携わり、挙式よりもそれからが2人の人生のスタートであり、そしてお金の問題は避け...
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