無料セミナー 無料相談 無料マネーbook

中古住宅の内覧で聞くことは?チェックすべき項目とマナーを解説

中古住宅の内覧で聞くことは?チェックすべき項目とマナーを解説
本城徹治|サムネイル
writer
本城徹治

内覧は­住宅の購入を判断するための貴重な時間です。特に、中古住宅の場合は実際に住んでいる人がいるため、直接質問ができる点は大きなメリットとなります。

 

しかし、いざ内覧をしたときに何を質問したらよいのかわからず、失敗してしまう方も少なくありません。内覧を有意義な時間にするためにも、事前の準備が必要です。

 

この記事では、中古住宅の内覧で聞くべき11個の項目を解説します。理想の住宅を手に入れるためにも、ぜひ内覧前にチェックしてください。

 

中古住宅の内覧前に用意するものは?

中古住宅の内覧前に用意するものは?

まずは、中古住宅の内覧前に用意しておくとよいものを紹介します。

 

・間取り図

・筆記用具

・方位磁石

・スマートフォン、カメラ

・聞きたい項目のチェックリスト

 

間取り図を持参できる方は、実際の生活をイメージしながら内覧ができるため、用意しておきましょう。また、方位磁石は日当たりの確認をするときに役立ちます。内覧の時間帯が遅い場合や天気が悪い場合は、窓の向きによって日差しの入り具合を調べられるので、便利です。

 

また、住宅の特徴やネガティブな情報を聞き逃さないように、筆記用具も持参することもおすすめです。聞きたい項目のチェックリストをまとめた上で、回答をメモしておくとよいでしょう。

 

聞きたい項目のチェックリストの作成

 

住宅の内覧は、購入の決め手になりうる貴重な時間です。「聞くのを忘れていた」「チェックするのを忘れていた」と後悔しないためにも、あらかじめ聞きたい項目のチェックリストを作成しておきましょう。

 

特に、水回りや設備などの劣化は実際に目で確認しなければわかりにくい部分です。中古住宅によっても劣化の程度が異なるため、あとから比較できるように写真で記録しておきましょう。

 

【住宅編】中古住宅の内覧で聞くこと

【住宅編】中古住宅の内覧で聞くこと

中古住宅の購入は、築年数による経年劣化や設備の古さがネックとなる方が多いです。場合によっては、修繕やリフォームが必要になる可能性があるため、忘れずに聞いておきましょう。

 

まずは、住宅の内装面で聞いた方がよい項目を解説します。

 

設備の不具合や経年劣化の有無

中古住宅の築年数によっては、設備の不具合や経年劣化が生じている可能性があります。あまりにも劣化が進んでいる場合、入居後に修繕やリフォームなどの費用がかかってしまうおそれもあるでしょう。

 

予定していない部分をリフォームすると、予算オーバーにつながるため、必ず確認しておかなくてはなりません。

 

また、築年数が経っている場合、リフォームやリノベーションをしているケースもあります。築年数が懸念点でも、こまめなメンテナンスをしている中古住宅は資産価値が下がりにくいため、将来的にメリットになるでしょう。

 

売却理由

可能であれば、売主の売却理由を聞いておきましょう。近隣トラブルや騒音、治安の悪さなどが原因で売却する場合、入居後に同様のストレスが生じるおそれがあります。

 

売却理由によっては、購入辞退を懸念して売主が話さない可能性もあるでしょう。しかし、不利な条件を意図的に隠した場合、2020年の民法改正により「契約不適合責任」を問われるようになりました。

 

そのため、入居後に問題があった場合、買主は契約解除や追完請求などの措置が取れるため、ご安心ください。ただし、売却理由が親族の介護や離婚など、プライベートな内容の可能性もあります。そのため、売主ではなく担当者に聞くとよいでしょう。

 

ガス・排水の種類

ガスや排水の種類も重要です。ガスは都市ガスとプロパンの2種類、排水は下水道と浄化槽の2種類があります。

 

それぞれの種類によって毎月の出費が変わるため、確認しておきましょう。

 

特に、築年数が経っている中古住宅の場合は、都市ガスや下水道が多いです。長期的に見て光熱費が高額になるおそれもあるため、注意しましょう。

 

ペットの有無

売主がペットを飼っていた場合、ペットによる傷や汚れ、臭いなどが気になる可能性があります。ペットの飼い方によっては、住宅全体に臭いがついているケースも多く、リフォームが必要となるでしょう。

 

特に、フローリングや壁紙は貼り替えても臭いが残りやすいため、費用がかかってしまいます。

 

臭いや汚れが気になる方や、リフォームの予定がない方はペットの有無も聞いておくとよいでしょう。

 

【環境編】中古住宅の内覧で聞くこと

【環境編】中古住宅の内覧で聞くこと

快適に住むためには、周りの環境も大切です。交通の便や周辺施設の有無によっては、通勤や買い物などに今までよりも時間がかかってしまい、ストレスになりかねません。住宅が気に入っても周りの環境が悪いと後悔するおそれがあるため、懸念材料である項目は聞いておきましょう。

 

次に、住宅周辺の環境面で聞いた方がよい項目を解説します。

 

騒音の有無

中古住宅の内装や築年数など、住宅の基本情報はインターネットでも確認できますが、騒音や臭いなどは実際に確認しなければわかりません。

 

特に、駅や商業施設が近くにある住宅は、騒音が気になるケースも少なくないでしょう。また、治安が悪い地域の場合、深夜にバイクや車のエンジン音、話し声などに悩まされる可能性もあります。

 

騒音問題はストレスにつながるため、内覧時に確認しておきましょう。可能であれば、内覧だけでなく、異なる時間帯や曜日に訪れて、状況を確認することをおすすめします。

 

交通の便利さ

気になっている中古住宅自体がよくても、交通の便が悪い立地であれば、毎日のストレスにつながりかねません。通勤時間帯の混雑具合や、踏切などで長時間待つエリアなど、実際に住んでみないとわかりにくいことを聞いてみましょう。

 

また、駅やバス停などの公共交通機関のアクセスも重要です。特に、公共交通機関を利用して通勤・通学をしている場合は、通勤ラッシュ時の混み具合や最短ルートについても聞いておくとよいでしょう。

 

周辺施設の便利さ

周辺施設が充実しているかは、毎日の生活に大きく影響します。スーパーマーケットやドラッグストア、商店街や病院などの施設が近くにある中古住宅では、快適な生活が送れるでしょう。

 

一方、周辺施設が充実していない場合は、車が必要となったり、移動に多くの時間がかかってしまったりと、デメリットになります。徒歩や自転車移動でも問題ない立地に施設があれば、必要なときに買い揃えられるため便利です。

 

また、周辺施設の物価も忘れずに聞いておきましょう。例えば、価格帯が高めのスーパーマーケットの場合、家計を圧迫してしまう可能性があります。内覧の際には、周辺施設に立ち寄ってみるなど、入居後の生活をイメージしましょう。

 

過去の災害時の被害状況

入居後は、いずれ地震や台風が直撃するシチュエーションが考えられます。過去の災害時の被害状況や災害が起きたときの流れを聞いてみましょう。

 

指定緊急避難場所へのアクセスや道のりも確認し、いざというときに自力で辿り着けるか確かめてください。

 

また、災害による被害状況は管轄の役所でも確認できます。内覧で聞き忘れたり、情報を教えてもらえなかった場合は、役所へ行きましょう。

 

【その他】中古住宅の内覧で聞くこと

【その他】中古住宅の内覧で聞くこと

近隣住民や地域の住民との関係を気にする方は、内覧で忘れずに聞いておきましょう。近隣住民がトラブルを起こす場合、ストレスになり退去せざるを得ない状況になりかねません。

 

最後は、住宅面や環境面に加えて、聞いた方がよい項目を解説します。

 

引き渡し時期の予定

現在も売主が住んでいる場合、住宅の引き渡しがいつになるかを確認しましょう。引き渡し時期は、売主のスケジュールによって進められるため、買主で決めることはできません。そのため、おおよその目安を把握しておくとよいでしょう。

 

場合によっては、買主のスケジュールに合わせてくれる可能性もあります。希望の引き渡し時期がある方は、担当者に相談して交渉しましょう。ただし、契約成立から引き渡しまで1.5カ月〜3カ月程度かかるため、スケジュールには余裕を持っておく必要があります。

 

町内会・自治会活動

町内会や自治会は、市区町村の地域ごとに設定されています。地域を住みやすくするために、住民が自主的に運営しており、地域によっても活動内容が異なる点が特徴です。

 

最近は、共働き世帯が増えたことで自主的に役員に参加する方が減ってきているため、町内会や自治会の集まりがないケースも増えてきています。しかし、地域によってはまだまだ積極的な活動が必要となるため、気持ちよいご近所付き合いをするためにも聞いてみましょう。

 

近隣住民との関係

近隣住民は、これから入居する上で接する機会が多いため、トラブルを抱えてしまうと毎日のストレスになる可能性があります。良好な関係を築くことが難しそうな近隣住民がいる場合は、入居を避けた方がよいでしょう。

 

特に、騒音や異臭などこちらの生活に支障が出るような問題が発生すると、退去も視野に入れなければいけません。購入した住宅を手放すことにならないためにも、近隣住民との関係をよく聞いておくことをおすすめします。

 

中古住宅の内覧をするときのマナーは?

中古住宅の内覧をするときのマナーは?

売主が気持ちよく売りたいと思えるよう、中古住宅の内覧をするときは最低限のマナーが必要です。特に、複数の買い手がいる人気の住宅である場合、内覧の心象が悪いと購入できない可能性もあります。

 

中古住宅の内覧をするときは、以下のマナーを心がけましょう。

 

・担当者や売主の許可をもらってから写真撮影をする

・家具や設備に勝手に触らない

・できるだけ少人数で内覧をする

・子どもがいる場合はなるべく連れて行かない

・トイレは極力借りない

・価格の質問はしない

・別の住宅と比較をしない

・その場や近所で内覧の感想を言わない

 

また、内覧のときに売主に手土産を持っていこうと考えている方も多いですが、手土産は必要ありません。余計な気を使わせてしまいかえって迷惑になるからです。

 

それよりも、内覧する住宅は売主の資産であることを忘れてはいけません。失礼にあたる発言や売主が不安になる行動をしないように心がけましょう。

 

値引き交渉は不動産会社に相談する

内覧した中古住宅が魅力的で購入を検討している場合、価格が気になるところでしょう。しかし、価格の話を売主にすることはマナー違反となるため避けましょう。

 

中古住宅の値引き交渉や金額の調整は、不動産会社に相談することが一般的です。少しでも安く購入したい気持ちがあるかもしれませんが、売主と直接値引き交渉をすると、担当者に不信感を与えてしまいます。

 

今後手続きを進めていく上でも、関係性が悪くなるため、やめておきましょう。

 

内覧で聞くことをリストアップして有意義な時間にしよう!

内覧で聞くことをリストアップして有意義な時間にしよう!

内覧は、実際に住んでいる売主に質問ができる点が大きなメリットです。いざ内覧が始まると、内装のチェックに夢中になってしまい、肝心の聞きたいことを忘れてしまうケースは少なくありません。

 

貴重な時間を無駄にしないためにも、内覧で聞くことをあらかじめリストアップして、有意義な時間にしましょう。

 

弊社では、住宅購入前後に特化してお金の相談を承っております。「中古住宅の返済プランを立てたい」「住宅購入のためにお金を貯めておきたい」など、お困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。


この記事を書いた人
本城徹治
お客様との関わりと結婚を機に大切な人を守ることの使命を強く認識し、コールセンターから大手損害保険会社へ転職する。その後「...
この記事をシェアする
  • アイコン|LINE
  • アイコン|FaceBook
  • アイコン|Twitter
コンタクト|背景画像

住宅購入前後のお金の悩み
お気軽にご相談ください。

  • バルーン
    アイコン|チェック
    サービスがどんなものかを知りたい
  • バルーン
    アイコン|チェック
    どんな効果があるのか気になる
  • バルーン
    アイコン|チェック
    誰に相談すれば良いかわからない
!is_user_logged_in() !is_robots()